憎たらしいほど空は晴れている。 「今この場所がどんなに曇っててもさ、どっか遥か遠くの空は絶対晴れてんだよ。」 あいつが自慢げにそう言っていた。僕はそっけなく返す。 「当たり前だろ、雲がそんなでかいわけないんだから。」 それを聞いたあいつは馬鹿…
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