カンボジア旅行記~その4~

「小エビの味」

 重い話ばっかだと心が折れる。でもあと2~3日で書き終わりそうな気がする。夜も遅いので、今日は軽めに記す。

 カンボジアと言えば、というか東南アジアと言えば...虫食文化がある。

 辻道に一人の蜘蛛売り少年がいて、写真を撮りたかったんだけど、まさか何も買わずに撮らせてもらうわけにもいかない。というか、写真撮影は0.5ドルでさせてくれるんだけど、何も買わないのも申し訳ない。

 というわけで蜘蛛(揚げ)を一匹購入。そして写真を撮らせてもらった。サソリとか蛇とかも売ってたんだけど、おなか壊しそうなんでチキった。

 そして、買った以上は食わねばなるまい。いただきます。足は比較的パリパリしている、タイトルの通り小エビの味。胴体は…ちょっと柔らかくて、噛むと「プチュッ」って音がしたなあ。おっと背筋に少々寒気が。(柔らかい食べ物が少々苦手)

 そしてまあ、蜘蛛を食べながら一人で歩いてると、周りの欧米人からそれはそれは奇妙なものを見る目で見られる。「こいつマジか」って思われてた絶対。そんな奇異な日本人を目にとめて話しかけてくれたのが、数日前のブログに書いたトゥクトゥクのおじさんだった。やっぱ優しかったなあの人。

 まあ、いつか東南アジアに旅行する人がいたら食べてみてください。僕は腹壊したりはしませんでした。可能なら、蜘蛛以外の感想を聞きたいななどと。

 これもまた、旅でしかできない人生経験ってことで。おやすみなさい。